株レポート

ウィークリーレポート(3月14日〜3月18日)

  • 東京株式市場 3月18日(金)終値 26,827.43円 (+174.54円) 前週末比 1,664.65円 (+6.62%)
  •  NY 株式市場 3月18日(金)終値 34,754.93ドル (+274.17ドル) 前週末比 1,810.74ドル (+5.49%)
  • シカゴ原油先物 104.99ドル 前週末比 −4.21ドル(日本時間 3月19日 6:00)
  • 円ドル 119.135円 前週末比 +2.069円(日本時間 3月19日 6:00)
  • 日経先物CME 27,110.00円(日本時間 3月19日 6:00) 日経比 +282円(配当落ち調整では+472円)
一週間の振り返り

◎NY市場は引き続きウクライナ情勢をにらみつつ、当局の金利引き上げピッチを推し測りながらの展開が続きました。

昨日までで5日連続の値上がり、週間での上昇は6週ぶりです。

東京、ヨーロッパともNY市場に歩調を合わせる形で上昇し、ウクライナ侵攻開始以来続いていた急速な下落に歯止めがかかった一週間でした。

 

◎原油価格の上昇は一旦止まり、一時ロシアのウクライナ侵攻前の水準まで戻りましたが再び100ドルを上回ってきました。

ロシアとウクライナの停戦交渉の進展を先読みした動きとなっており、交渉の行方次第では再び投機的な価格上昇のリスクが残ります。

 

◎東京市場は節目の上値抵抗ライン26,300円どころをすんなり突破、週末の大阪夜間先物取引では27,000円の大台を回復、シカゴ日経平均CMEも配当落ち修正値で27,000円を上回ってきました。

ただ円安と原油価格の再上昇の中での急騰で、現段階でこれを本格上昇とみるのは時期尚早と考えます。

 

◎日経平均の動きを見ると、チャート上はまだまだ下落傾向に変化はありません。

今週の急上昇もほぼ想定レンジの中に収まっており、NY市場が再び下落を始めれば、3月9日につけた24,681.74円を試しにいく可能性が残ります。

 

◎ロシア・ウクライナの交戦状態はまだ続いていますが、数日内に停戦合意がなされるだろうとの見方も出始めています。

 

◎17日に発表された3月第2週の投資部門別売買動向によると、海外投資家は東証1部市場で約1兆円(9,855億円)の売り越し、マザーズ市場で108億円の売り越しでした。

先週の急落で安値24,681.74円をつけたのは海外投資家の売りが主要因だったことが明らかとなりました。

 

まとめ

◎東京市場、ヨーロッパ各国市場、NY市場とも一旦は下落に歯止めがかかりました。

ただし日経平均のチャートは下落傾向に変化はありません。

今週の東京市場は
始値 25,338.64円
高値 26,862.43円
安値 25,219.13円
終値 26,827.43円
でした。

 

◎東京、NYとも株価はほぼウクライナ侵攻前の水準に戻ってきており、これで制裁の影響も織り込んできたと思われます。

今後は「ウクライナ後」を意識した動きになっていくものと考えます。

 

(了)

 

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