株レポート

ウィークリーレポート(2月28日〜3月4日)

  • 東京株式市場 3月4日(金)終値 25,985.47円 (−591.80円) 前週末比 −1136.60円 (−4.29%)
  •  NY 株式市場 3月4日(金)終値 33,614.80ドル (−179.86ドル) 前週末比 −443.95ドル (−1,30%)
  • シカゴ原油先物 115.03ドル 前週末比 +23.10(日本時間 3月5日 7:00)
  • 円ドル 114.846円 前週末比 −0.685(日本時間 3月5日 7:00)
  • 日経先物CME 25,785(日本時間 3月5日 7:00) 日経比 −200.47
一週間の振り返り

◎週末発表された注目のアメリカ2月雇用統計は雇用67.8万人増(1月改定値は48.1万人増)と市場予想(40万人増)をはるかに上回る数字でした。

失業率も3.8%と改善されました。

 

◎NY市場は雇用統計発表を受け急落しましたが、ウクライナ情勢がこの先景気の減速要因になると考えられており、一方的な金利上昇はないとの読みで下げ渋りました。

 

◎交戦状態はまだ続くものの、ロシア・ウクライナの停戦協議は5日または6日に開催される予定。

 

◎ヨーロッパ市場が軒並み大幅安。

週末4日はロンドン3.48%、フランクフルト4.41%、イタリア6.24%の下落です。

 

◎ロシアとウクライナの交戦状態が続く中で原油の急騰が止まりません。

わずか1週間で23.10ドル、率にして25% の上昇です

 

◎3日に発表された2月第4週(2/21-2/25)の投資部門別売買状況では、1部市場で2週連続買い越していた海外投資家が2,657億円の大幅売り越し。

投資信託部門も2,178億円売り越しており、海外投資家はキャッシュポジションを高めたほか、個人の資金も流出したことが伺われます。

海外投資家は引き続きマザーズ市場で売り越し。

 

◎ロシア株式市場は売買停止。

金融市場はマヒ状態。

証券各社はロシア関連の投資信託を軒並み売買停止にしています。

今後の各国金融市場への波及、投資家への影響は未知数です。

 

◎SMBC日興証券の専務執行役員ら4人が相場操縦の疑いで逮捕されました。

クライアントは誰でしょうか???

東京地検特捜部案件ゆえ政財界に波及しなければよいですが…

 

まとめ

◎東京市場、NY市場とも神経質な展開が当面続くでしょう。

ただ日経平均チャートは下落傾向にあるもののきれいな波形を維持しており、そろそろ一旦底を打つラインまできています。

NY市場の動きに翻弄されているように感じますが、上下の動きはいいリズムで推移しています。

 

◎ウクライナ情勢で株式市場だけでなく為替や原油まで振れ幅が大きくなっています。

制裁による金融市場や実体経済に対する影響はまだまだこれからと推測されますし、ヨーロッパ市場の下げはそれを暗示しているようにも見えます。

アナリストなどの分析を待ちたいと思います。

 

(了)

 

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