株主総会の案内が届いたのですが…
行けるなら行ってみてください。
会社によってはお土産ももらえますよ。
企業の決算期末から約2ヶ月ほどで、株主のもとに「株主総会招集通知」が届きます。
中には今期の業績や株主総会の議案内容が書かれた冊子とともに、
株主総会への出欠と各議案の議案の賛否を記入する返信用はがきが同封されています。
たいていの株主はゴミ箱にポイですが、律儀な方は議案の賛否を記載して投函、
とても関心が高い方は株主総会に出席、と相成ります。
株主総会はたいていその会社のホールとか、会社の近くの会場を借りて行われます。
私の証券会社時代はバブルで個人投資家が急増した時期でしたから、
お子様連れで出席なんてのはザラでした。
出席人数が多くてホテルの宴会場を何部屋も借りてテレビ中継してた会社もありましたね。
前回記事【 株主総会 (上) 】で株主総会とはどんなものなのかを説明しましたので
どんなことをするのかは説明を省きますが、
内容としては株主総会招集通知に書かれた議案の説明を行った後に
質問受付、採決、賛成多数で可決、という出来レースです。
株主総会そのものは早ければ30分ほどで終わります。
議案は賛成多数で通ることがわかっていますから、
その会社と特に利害関係がなければ出席するメリットはないでしょう。
というわけで、出席する立場としての説明をしたんですが、説明することはこれくらいなんですよ。
ちょっと短いですが…
けど、これで終わっちゃうのもなんだし、少し付け加えますか…
企業によってはお土産がもらえるんですよ。
株主優待とは別です。
一応得た情報の範囲でいくつか書いておきます。
左側は銘柄コードです。
実はここ数年、お土産を取りやめる企業が増えてきていて、
コロナで規模も縮小している（参加人数を制限）ので、
お土産を継続している企業でも、一時的に中止するケースが相次いでいます。
（コロナの影響で2020年は大半が取りやめ）
再開未定とする企業も多いので、気になる場合は事前に確認してから出席してくださいね。
大勢としては取りやめに動いていますが、まだ継続している企業もあります。
ここは株主に対しての姿勢でしょうかね。
中止になったものも含めて書いておきます。一例です。
・2206 江崎グリコ
お菓子セット（プリッツ、ビスコなど）
・2211 不二家
カントリーマアム、ミルキーなど
・2809 キューピー
ドレッシング、マヨネーズ
・2698 キャンドゥ
靴のインソール、洗濯ネットなど
・4911 資生堂
洗顔料ほかのセット
・9979 大庄（庄やです）
デニッシュパン、レトルトカレー
・7630 壱番屋（CoCo壱番屋）
食事券
・2811 カゴメ
ラタトゥイユ、トマトジュースなど
・7860 エイベックス
総会終了後に所属アーティストライブ
・4301 アミューズ
総会終了後に所属アーティストライブ
まだまだいろいろな企業がお土産を実施していたのですが、
コスト負担の面や、主に首都圏在住の方しか物理的に出席できないなど
課題があった上にコロナの自粛も加わって、
これをきっかけにしてお土産廃止に動いていることは確かです。
まあ、株主優待もあることですし、オマケと考えてください。
コロナが収束して環境が変われば再開する企業も出てくると思います。
さて株主総会、どんなものかおわかりいただけましたか？
機会があれば一度ご参加ください。
では。
