株レポート

ウィークリーレポート(2月14日〜2月18日)

  • 東京株式市場 2月18日(金)終値 27122.07  前週末比 −574.01(−2.07%)
  •  NY 株式市場 2月18日(金)終値 34079.18 前週末比 −658.86(−1.90%)
  • シカゴ原油先物 91.80(日本時間 2月19日 7:00)
  • 円ドル 115.057(日本時間 2月19日 7:35)
  • 日経先物CME 26,880.00(日本時間 2月19日 7:00) 日経比 −242.07
一週間の振り返り

◎「ウクライナ情勢」「アメリカ金利引き上げ」 でNY、東京とも右往左往が続いた一週間でした。

バイデン大統領の発言はロシア攻撃の可能性について日に日に緊張感を増していますが、ロシア側は「攻撃する気などない」という一貫した態度をとり続けていて、非常に対象的です。

 

◎軍事衝突の可能性、軍事衝突が起きた場合の具体的影響というのは未知数です。

しかし「有事のドル高」で反応するはずの円ドル相場も、1バレル100ドル超え間近と言われた原油価格もむしろ逆方向に動いていることから、実際は「軍事衝突はない」あるいは「あっても影響は軽微」と推測します。

 

◎アメリカの金利上昇についても、金融引き締めが行われることは周知の事実だし、事実、金利上昇はすでにすでに起きているので、単に「株式市場が悪材料を消化していく過程」だろうと考えます。

 

◎日本についてもすでに長期金利が上昇し始めていますが、日銀が素早く牽制する動きを見せています。

コロナでまた景気回復の出鼻をくじかれた状態ですから、日銀が政策を転換する可能性はゼロと考えます。

 

◎東京株式市場ではマザーズ市場が安値を更新しています。

先週海外投資家が大幅に売り越していますが、「買われ過ぎの反動」ではないかと考えます。

いくら将来の成長を期待して買うといっても、PER60倍、70倍まで買われれば株価が止まるのは当然で、こうした買われ過ぎの調整段階に入ったと思います。

 

◎買われすぎの銘柄が調整に入る一方で、好業績、高配当利回りの銘柄に資金が向かっています。

全体が下げる中でも比較的下げ幅は少なく、株情報サイトも「好業績」を切り口にして銘柄をピックアップしています。

 

まとめ

◎「ウクライナ情勢」「アメリカ金利引き上げ」は、NYも東京もまだ消化しきれていない状態が続いていて相変わらず株価の圧迫要因となっています。

 

◎1部市場は手詰まり、マザーズなどの新興市場は下落が続く状況でした。

その中で個別の材料株を短期で狙う、好業績の銘柄の下押しした場面を拾う、という定石通りの展開になっています。

 

★ウクライナと金利に気をとられて、コロナの影響についてはあまり意識されていないように思います。

オミクロン株による感染拡大の影響がそろそろ話題に上がるのではないかと思います。

 

-株レポート
-, , , ,