ねえ、銘柄ってどうやって選んだらいいの?
「スクリーニング」を使えば簡単に選べますよ。
株の初心者からベテランまで、どの株を買うかというのは永遠の課題です。
そりゃそうですよね。東証1部で2,183銘柄あるし、2部やほかの市場を合わせると東証だけでも3,826銘柄。
これに名古屋、札幌、福岡にしか上場していない銘柄(これを名証単独上場銘柄[62社]、札証単独上場銘柄[16社]、福証単独上場銘柄[27社]、といいます)を合わせると3,931銘柄(令和4年2月9日現在。)もあるわけですから。
銘柄選びの方法は3つです。
・自分で選ぶ
・証券会社に聞く
・お金払って教えてもらう
ですよね。でも株の初心者が自分で探し当てるなど至難の業だし、ネット証券の口座だったらそもそも聞く相手がいない。有料セミナーや高額教材とて占い師ではないわけですよ。(占い師だって外れることあるでしょ。)
じゃ、どうすればいいのさ?
ってことなんですけど、今日は株初心者のあなたでもできる銘柄探しの方法、「スクリーニング」と呼ばれる方法についてお話しようと思います。
じゃ、さっそく本題に入っていきましょう。
まず「株を選ぶモノサシ」、判断基準を考えましょう。2つあります。
・会社の内容、業績
・株価の位置
ですね。
スクリーニングとは、この2つをもとにして、全銘柄の中からこれから買おうとする「候補」を探し出す方法です。スマホアプリに買う株の候補をノミネートしてもらうわけです。
Yahoo!ファイナンスアプリで簡単にできますのでさっそくやってみましょう。
実はYahoo!ファイナンスのトップページにはもうその「候補」がノミネートされているんです。
少し下を見てください「スクリーニング」という欄があります。
これは、あなたが検索項目に好みの数字を入れると、それに見合った銘柄のリストを返してくれる機能です。
ご丁寧に
・10万円以下で買える株主優待
・今買える割安株
・人気の高配当銘柄
と、すでにオススメの検索条件でスクリーニングしたリストが用意されていますね。
ではこの中の「今買える割安株」というのをタップして、右上の歯車マーク「条件変更」をタップしてください。
この「条件変更」画面が出てきます。
これを見ると474件もありますね。
ではここからもっと絞り込んでいきましょう。
内容の意味については次回以降の記事でしっかり説明していきますので、今は何も考えずに下の通り操作してくださいね。
【 市場 】
東証1部だけ残して、あとはすべてチェックを外してください。
【 PER(会社予想)】
1倍以上〜10倍以下 に変更してください。
【 PBR(実績)】
0.1倍以上〜2倍以下 に変更してください。
【配当利回り(会社予想)】
2%以上 に変更してください。
【最低購入代金】
変更なし。
【時価総額】
500億円以上〜上限なし で変更なし。違っていたらこの数字に変更してください。
【前日比】 【シグナル】 【業種】
この3項目は変更なし。
【株主優待】
優待あり に変更。
【決算月】
指定なし。
【表示順】
PER(会社予想)(昇順)。
以上のように設定してください。
84銘柄ヒットしましたね。(令和4年2月12日現在)
では「検索」ボタンをタップしたあと、「条件を保存」をタップしてこの条件を保存しましょう。
条件設定名は「低PER」とでもしておきましょうか。
これで完了です。
では一画面戻ってスクリーニング結果を見てみましょう。
出てきました出てきました…
これが「スクリーニング」による投資候補のノミネートリストです。
今回のスクリーニングでは、一例として
・東証一部の上場銘柄で流動性があり(売買に問題ない)、
・利益を出している割にはあまり評価されておらず(割安)、
・配当金をもらえば投資金額に対して2%以上の利回りが得られ、
・株主優待もある。
という条件で銘柄を選び出しました。
本来はこの条件に加えて、業績面よりもテクニカル指標と呼ばれる様々な指数を入力して買うタイミングを計ります。
ただテクニカル指標は残念ながらYahoo!ファイナンスアプリでは見ることができず、証券会社のアプリでも口座を作ってログインしないと見られません。
今の段階ではYahoo!ファイナンスアプリの検索項目で十分ですので、まずは上の条件でどんな銘柄がノミネートされたのかを見ておきましょう。
次回以降の記事で検索項目の意味を一つ一つ説明していきますね。