株指南

スクリーニング ④ 株主優待

株主優待、ってオトク?

オトクです。ものすごくオトクです。
これを楽しみに株を長期保有される方が結構多いです。買った値段よりかなり上がっているのに売らない方もいらっしゃいます。株主優待を楽しんでいるから手放せないんですね。

以前の記事で行ったスクリーニングでも私は、株主優待あり、で条件設定をしました。オマケがあったほうがいいですからね。

株主優待についてはあまり説明いらないと思いますが、念のため…

株主優待は企業が株主に対して自社商品や自社サービスを無料、あるいは特別割引価格で提供したりするサービスです。
食事券や割引券、おこめ券がもらえたり、鉄道会社の乗車券がもらえたり… ちょっとここでは書ききれませんね。
少ない投資金額でも金額換算すると思わぬ高額の優待が受けられたりすることがあります。

現在株主優待を行っている会社は全市場で1,500社近くあるのですが、さすがに1,500社近くもあると一つ一つチェックしていくのは大変ですよね。
そんなあなたのために…
株主優待をチェックするのにオススメのサイトをご紹介しましょう。

QUICK Money World ホームページ
https://moneyworld.jp/yutai/list

このサイトでは最新の株主優待情報やランキングを掲載しているほか、カテゴリ別に検索できますし、優待の内容を金額に換算して「優待利回り」も掲載しています。
とても便利なサイトです。

株主優待についてはまず上のサイトでどんな企業がどんなサービスを提供しているのか、ゆっくり調べてくださいね。
楽しいですよ。

さて…ここで注意してもらいたいことが2つあります。前回記事(配当利回り)のときにもお話ししたんですが、チョー重要なので飛ばさずに最後まで読んでくださいね。
配当金と同じ注意事項です。

①株主優待の権利確定方法
②株主優待が受けられる時期

です。

まず①の権利確定についてですが、配当金の権利確定と同じで、買ったらすぐ株主優待が受けられるわけではありません。
株主優待の権利を得るためには、その会社の決算月末に株主として登録される必要があります。

重要なのでもう一度同じことを書いておきますね。

まず株式の売買をすると、その決済は売買した日を含めて3営業日目に行われるというルールがあります。
月曜日に株を売買すれば水曜日
木曜日に株を売買すれば月曜日
が決済日です。買う場合は普通代金を証券会社に前払いしますから気になりませんが、売却代金を受け取る場合はこの3営業日めにならないとお金を受け取れないわけです。
これが受渡日(決済日)です。

そこで株主として登録してもらい、株主優待を受けるためには、決算月の最後の営業日までにこの受渡・決済を終える必要があります。

仮に決算月の末日が金曜日だとすると

29日(水) 買付最終日(権利最終日)
30日(木)
31日(金) 受渡日(決済日)

ですし、末日が月曜日なら

27日(木) 買付最終日(権利最終日)
28日(金)
29日(土)
30日(日)
31日(月) 受渡日(決済日)

末日が日曜日なら

27日(水) 買付最終日(権利最終日)
28日(木)
29日(金) 受渡日(決済日)
30日(土)
31日(日)

となります。買うのが遅れると株主優待が受けられませんので十分に注意してくださいね。
また今この株を持っている場合は、上のカレンダーの買付最終日以前に売ってしまうと権利を失いますのでこれも十分にご注意を。
権利さえ確定すれば、すぐ売ってしまっても株主優待は受けられます。上のカレンダーであれば買付最終日に買って翌日すぐ売っても権利はあなたのものです。

次に②ですが、株主優待を受け取れるのは決算月から約2ヶ月〜3ヶ月後です。
これも配当と同じです。決算に間に合うように買っても、すぐもらえるわけではないんですね。

さて、今回も長くなりましたが、せっかく自分のお気に入りのサービをが見つかって買ったのに株主優待が受けられなかった、なんてことがないように、よく確認するようにしましょう。

また上にご紹介したQUICK Money World ホームページ
https://moneyworld.jp/yutai/list
では親切に決算月でスクリーニングできるようになっていますので、ぜひ活用してください。

 

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