株指南

損しないための5か条 

ネットやYou Tubeみると必勝法教えますとか、そのやり方間違ってます、とかの広告ばかりだけど、あれ本当に効果あるの?

あなただけじゃないと思いますよ。そのお悩み。

せっかくなんで、今日は証券会社に10年在籍した経験を基にして、私があなたに株で損しない方法をお教えしますよ。

実際、私がこのブログ記事を書くときは他のブロガーがそのテーマについてどんなことを書いているか調べるし、You Tubeで株関係の動画を見たりしてるんですけれども、まあ広告の多いこと多いこと。
SEO対策の成果でしょうね、ブログかなと思って開くとほぼ例外なく有料セミナーとか教材のアフェリページだし、You Tubeも広告だらけ。

一応敬意を表してみてみますが、大体みんなつかみの部分で言っていることは同じなんですよね。
・目からウロコの全く新しい投資手法。
・いままでの投資手法は間違っていた!
・損したお金を取り戻せる方法。
・大口投資家の行動を先読みすれば絶対に勝てる。

誤解を招かないようにいうと、これらの広告がいけないとか、効果ありませんよ、と言っているのではないんです。実際効果を上げている方も多いと思います。
じゃ、なにがいいたいのかというと、それだけ広告が踊るということは、実際みんな株でうまくいってないんだなあ… ってことなんですよ。

そんな教材のお世話になる前に、まずは損をしないことが一番ですよね。「株で勝つ」のは本当に難しいですけれど、「株で損しない」のは誰にでもできます。
これから損をしないための5か条をお話ししますので、よ〜く読んでくださいね。

念押ししますが、私の経験が語る5か条です。これは昔も今も変わりません。

それは

①安いときに買って高いときに売ること。
②その銘柄の週単位、月単位の大きな傾向をつかむこと。
③株式市場全体の傾向をかならず踏まえること。
④少しでも気乗りしなかったら買うのをやめること。
⑤「他になにかないの?」をやめること。
そして… ある統計データを見ること。

なんです。

そんなんでいいの? と思ったあなた、その言葉こそが「私は損します」って言っているのと同じなんですよ。
損してる人は例外なくこのどれかに逆らってます。

じゃあ、説明していきましょう。

まず①と② これは私がこのブログを始めてからずーっと言い続けてきたことです。
安いときに買うことができない人はその銘柄の大きな傾向を見ているようで見ていません。

損する人は今の値動きばかりに気を取られているか、さもなくば傾向がわかっていても、いや、それでもここからまだ上がるはずだ、とか、もう下がらないだろう、と自分を説得して、自分に言い聞かせて買いにいきます。
どう考えても勝てるわけはありませんよね。

株価チャートは買う前に必ず見ると思いますが(チャートの見方あらためて書きます)、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後どうなりそうかという傾向は、慣れれば株初心者の方でもなんとなくわかってきます。十分に予想できます。そんなに難しくはないんですよ。

直近の値動きを見る前に、必ず中期的な傾向をみて、これからどうなりそうかのシナリオを立ててから買うべき位置を決めましょう。

続いて③です。
実際は①、②の前に③ありきです。つまり個別銘柄の動きも大切ですが、市場全体の動きを踏まえないと個別銘柄の動きも定まりません。
損する人はこれをしないんですよね。たしかに全体が下る中でも上昇する銘柄はあります。でもわざわざ全体が下がっている中で上がる株を探す必要はないんですよ。
全体が反転、上昇し始めたタイミングで銘柄探ししても遅くはないです。安く買って高く売ることは可能です。
損する人は全体の流れに逆らって買い向かっていくんです。

④です。
上がりそうだけど市場全体に元気がない、市場は持ち直したけど、まだこの株は調整が続くかな…
そう思ったら潔く買うのをやめることです。
ファンドマネージャーは売り買いが仕事だから市場が良かろうが悪かろうが買い向かって利益をあげなきゃいけない、休むことは許されないけど、あなたは違うんですよ。
市場の環境が整うまでは待ちましょう。

最後の⑤です。
証券会社発の情報や調査レポートは貴重です。証券会社の担当者の情報も、ネットでは得られない情報ばかりです。ですが…

見ない、聞かない、信じない

だいたい損する人に共通しています。
情報はあるんだけど、みんなが得ている情報だから、なにか、こう、おもしろくない。自分だけの「秘密の」情報じゃないからです。
「ここだけの話ですよ」というひそひそ話がほしいんですよね。

調査レポートはありとあらゆる側面から個人では収集できない情報をまとめています。その銘柄を買わずとも、それをヒントに別の銘柄を選べばいいんですよ。
ネットの書き込みよりははるかに信用できますからね。

さて、どうでしたか?

簡単なことだと思うでしょう。でもその簡単なことができないから損するんですね。

株を買う前に、ちょっと冷静になってこの5か条を思い出してくださいね。

⑤のあとにコソッと書いた「ある統計データ」のお話は次回の記事でお話しします。

 

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